企業でYouTubeを運営するときのポイント・成功事例に学ぶ売上アップ術

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企業でyoutubeを運用するときのポイント

「自分の会社でもYouTubeをやってみようか」と考えてはみたものの、どのように運営すれば成功できるのかと悩んでしまいますよね。新たな顧客開拓や企業の認知拡大のために、YouTubeを運営する企業が増えています。

令和4年8月に総務省が発表した『情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』によると、YouTubeの利用率は、10代〜40代では平均96.2%、50代が82.5%、60代で67.0%、なんと70代でも33.8%あるという結果が出ています。

幅広い層にアプローチできる手段として、企業でのYouTube運営は有効です。

この記事では、企業でYouTubeを運営するときのポイントを詳しく解説します。すでにYouTubeで成功している事例を知ることによって、売上アップにもつながります。

 この記事を書いた人
ねーやん
ねーやん(デザイン事務所・アイドアウェブ)

企業のホームページ作成や、動画編集などを行っているフリーランスのWebデザイナー。YouTube収益化経験を活かして、お客様のコンテンツ制作に力を入れています。

デザイン事務所『アイドアウェブ』では企業でのYouTube運営のお手伝いも行っています。まずは無料カウンセリングからお気軽にお問い合わせください。

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目次

企業でYouTubeチャンネルを運営するメリット

企業でYouTubeチャンネルを運営するメリットとして、次の3つが挙げられます。

  • 企業や商品の認知拡大ができる
  • 動画から自社サイトや実店舗への集客ができる
  • 広告収入

企業や商品の認知拡大ができる

企業でYouTubeチャンネルを運営する一番大きなメリットは、企業や商品の認知拡大ができることです。特に広告費をかけられなかった中小企業でも、YouTubeを使えば多くのユーザーへ直接アプローチすることができます。

企業がどんな仕事をしているのか、直接見せる機会はあまりないでしょう。それだけに、作業している様子や製品を加工・製造している様子に興味を持って見てくれる視聴者も多いはず。自社の強みについて発信していけると、企業の名前だけではなく仕事内容についても知ってもらえるようになります。

動画から自社サイトや実店舗への集客ができる

YouTubeで企業や商品を知ってもらうことによって、自社サイトや実店舗への集客ができるようになります。YouTubeを見てファンになってくれた方が、興味を持って訪問してくれるようになるのです。

その際注意しなければならないのは、YouTubeチャンネルで商品の売り込みをしないこと。視聴者は商品に興味はありません。まずはそのYouTubeチャンネルの内容に興味を持ってもらえなければ、チャンネル登録をしてくれるようなファンはいないでしょう。

YouTubeチャンネルを見て企業そのものに興味を持った視聴者は、自然と企業の商品に興味を持ちます。そういった意味で、何を発信するのか、誰をメインにするのかなど、企画力が重要になってきます。

ユーザーのファン化につながる

ユーザーに好まれる動画を提供することで、企業イメージを上げるブランディング効果があります。自社商品の使い方や、業界全体に関する役に立つ情報などを提供して、コミュニケーションを取っていきましょう。

すぐに直接的な購入につながらなくても、将来的な顧客獲得や、周りの人へのおすすめに繋がる可能性があります。

広告収入が得られる

YouTubeチャンネルが伸びてくると、広告収入が入るというメリットもあります。YouTubeの広告収益化の条件は以下の通りです。

  • チャンネル登録者数1,000人以上
  • 直近12カ月の総再生時間が4,000時間以上

この条件を達成するためには、ただ動画を上げるだけではなく、視聴者の反応を分析し、改善を行っていく必要があります。実際にたくさん再生されている他の企業チャンネルの成功事例を見て、研究していくことも大事なポイントです。

企業チャンネルの成功事例

企業のYouTubeチャンネルを成功させるためには、他の成功している企業チャンネルを見るのが一番です。企業のYouTubeチャンネルの動画には大きく分けて次のようなものがあります。

  • 仕事内容を見せる系動画
  • 製造風景を見せる系動画
  • 製品の使い方紹介系動画
  • 業務内容とは関係ないエンタメ系動画 など

企業チャンネルの成功事例を具体的に見ていきましょう。

仕事内容を見せる系『片付けトントン』

『片付けトントン』

『片付けトントン』は、愛知県にある不用品回収やゴミ屋敷の片付けなどを行っている株式会社中西の公式チャンネルです。動画は、ゴミ屋敷の片付け作業を見せる内容になっています。

なかには天井にまで届くくらい積み重なったゴミの山の汚部屋もありますが、片付けトントンの皆さんが手際よく片付けていく様子を見ていると、とっても爽快な気分になります。コメント欄には「見てるだけでスッキリ」「思わず自分の家の片付けをしてしまった」と書く人も多くいます。

チャンネル登録者数は25.1万人。対応エリアが愛知周辺なので、実際に依頼できる人は限られますが、YouTubeチャンネルが営業活動の一翼を担っているのは間違いありません。

製造風景を見せる『京の飴工房岩井製菓』

『京の飴工房岩井製菓』

『京の飴工房岩井製菓』は、ひたすら飴を作る製造風景が見られるチャンネルです。色を入れて練り、それらを混ぜて違う色を作られていく様子はとても美しく、思わず見とれてしまいます。飴を作る工程を見せることで、その商品自体に興味を持ってもらい購買につなげています。

チャンネル登録者数は13.5万人。動画の概要欄には本店、楽天市場などのリンクもあるので、飴ができる様子を見て「買いたい」と思った人への動線ができています。

製品の使い方紹介系『LITHON(ライソン)公式チャンネル』

『LITHON(ライソン)公式チャンネル』

『LITHON(ライソン)公式チャンネル』は、大阪にある家電メーカーライソンの公式チャンネルです。手軽に燻製が作れるメタルスモーカーやたべっ子どうぶつのカステラメーカーなど、ちょっと変わったオモシロ家電を企画・開発・販売している会社です。

YouTubeチャンネルでは、ライソンの社員佐藤くんが自社取り扱い家電を使って会社の自分の席でいろんな食べ物を作っています。ツッコミを入れる姐さん社員とのやり取りも人気の一つ。和気あいあいとした雰囲気の動画から、商品に興味が湧いた視聴者も多いようで、チャンネル登録者数は28.1万人です。

業務内容とは関係ないエンタメ系『ながの社長のハッピーチャンネル』

『ながの社長のハッピーチャンネル』は、宮城・仙台を中心に施工を行っている建設業者の公式チャンネルです。部下が作ったお料理を美味しそうに食べる、ながの社長がメインの動画となっています。

部下と社長のやり取りや、会社の事務所で作る美味しそうなお料理、それを豪快に美味しそうに食べるながの社長が人気で、チャンネル登録者は83万人です。

業務内容とは全く関係ないジャンルのチャンネルですが、ミツカンや味の素からの案件も来るくらい認知度の拡大に成功しているチャンネルです。業務内容では見せるようなコンテンツが作れない企業でも、アイデア次第で視聴者を惹き付けることができる良い例です。

YouTube運営を成功させるためのポイント

YouTube運営を成功させるためには、闇雲に取り組んでも再生されずに終わります。企業チャンネルの成功事例からわかる『YouTube運営を成功させるためのポイント』は以下の4つです。

  • クオリティの高い動画をつくる
  • YouTubeのアルゴリズムを理解する
  • 魅力的なサムネイルにする
  • 定期的な更新を続ける

クオリティの高い動画をつくる

今や小学生でも動画編集をしている時代。誰でもYouTubeチャンネルを開設でき、毎日たくさんのコンテンツがアップロードされています。もちろん動画を見ているユーザーの目も肥えています。

そのため、クオリティの高い動画をつくることが、YouTube運営を成功させるための第一歩です。自社の強みを考え、それを生かしたテーマに絞ってYouTubeで発信していくことが大事になります。

テーマが決まれば企画と構成を考え、動画を撮ります。編集を行い動画をアップしたら、再生数などの分析を行い、改善してブラッシュアップしていきます。

1つのYouTube動画を作り上げるには、たくさんの作業工程とテクニックが必要です。例えば動画編集には、離脱されないよう間をあけずにカットしてつないだり、音声だけではわかりづらい話にはテロップを入れたり、視聴者にわかりやすい施策が必要です。自社ですべてやるのが難しいなら、工程の一部分は外部に依頼して作ってもらうなど、クオリティを高める手を打っていきましょう。

    離脱されにくい動画編集

  • 間をあけずにカットする
  • テロップを入れる
  • 動画の構成にこだわる
  • BGMや効果音を適切に追加する など

YouTubeのアルゴリズムを理解する

YouTubeのアルゴリズムとは、視聴者が動画を見た時に、おすすめとして関連動画を自動的に表示させる仕組みのことです。YouTubeは視聴者の興味があるものを表示して、YouTube利用時間を伸ばすように視聴者行動の分析を行っているのです。

アルゴリズムによって動画が表示される場所は、ホーム画面や急上昇タブなどがありますが、最近ではYouTube内だけではなくGoogle検索でもYouTube動画が表示されるようになっています。

YouTubeのアルゴリズムには視聴回数やチャンネル登録者数、キーワードとの関連性、クリック率などが重視されています。

また、エンゲージメントが高い動画は、YouTubeからの評価も高くなり、関連動画などに上がりやすくなります。

動画の最後に『高評価、チャンネル登録をお願いします』と呼びかけるのも、視聴者の行動を促してエンゲージメントを高める大事な施策なのです。

魅力的なサムネイルにする

たくさんあるYouTubeチャンネルの中でクリックされるかどうかはサムネイルで決まります。どんなに内容が良くてもクリックされなければ、他の動画に埋もれてしまいます。

魅力的なサムネイルにするには、取り組むジャンルで再生数の多いものを上位から見てみましょう。サムネイルのデザイン、色使い、文字の大きさや縁取り等々、目を引くサムネイルには共通点があります。

YouTubeのサムネイルだけを作っているデザイナーもいるくらい、魅力的なサムネイルはYouTube運営を成功させる重要ポイントです。「なかなかチャンネルが伸びない」と感じたら、サムネイル制作をプロに依頼するのも一つの手。サムネイルが魅力的になると、視聴者の動きも変わります。

定期的な更新を続ける

YouTube運営を成功させるためには定期的な更新が必要です。人は興味関心がなかったものでも、接触する頻度が増えれば増えるほど、親しみや好感度が増します。これをザイオンス効果(単純接触効果)と言います。これはマーケティングの手法としても使われています。

YouTube動画をたまたま見てくれた視聴者が他の動画も見ようとしても更新されないチャンネルだったらどうでしょうか。せっかく興味をもってくれた視聴者はチャンネル登録せずに他の動画にいくでしょう。

一番良いのは更新頻度を決めて、視聴者にもわかるようにYouTubeチャンネルの概要欄に書いておくことです。接触頻度を増やして、ファンを作っていきましょう。

企業のYouTube集客まとめ

企業でYouTubeを運営するときのポイントと成功事例に学ぶ売上アップ術について見てきました。企業でのYouTube運営は、新しい顧客の開拓や企業の認知拡大に大きな役割を果たします。

ただ、企業チャンネルを成功させるためには、YouTubeの仕組みを理解し、動画制作や視聴してもらうための分析などのノウハウが必要です。大事なポイントは次の4つです。

  • クオリティの高い動画をつくる
  • YouTubeのアルゴリズムを理解する
  • 魅力的なサムネイルにする
  • 定期的な更新を続ける

YouTube運営を成功させるためのポイントを押さえて、PDCAを回しながらYouTubeチャンネルを育てていきましょう。

とはいえ最初からすべてやるのは大変な作業です。YouTubeは作業工程も多いので、動画編集やサムネイルなどをプロに任せたり、チャンネル立ち上げのときに外部の会社に手伝ってもらうという企業も多いです。

YouTubeチャンネルのご相談ならアイドアウェブ

当サイト『アイドアウェブ』でもYouTubeの動画編集やサムネイル制作などを行っております。視聴者にわかりやすい動画と、目を引くサムネイルで差別化した動画サービスを提供しております。まずはお気軽にご要望をお聞かせください。

 この記事を書いた人
ねーやん
ねーやん(Webライター・Webデザイナー)

ホームページ作成/動画編集/Webライター/YouTubeチャンネル運営など幅広く活動するフリーランス。独学でWeb制作のスキルを取得。業種の垣根を超えたウェブ集客について日々勉強&発信中。SEO検定1級保持。お気軽にご相談ください。

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